6.感情を理解し活用する
ストレスとは
本来、ストレスの語源は「刺激」と言う意味なのだが、最近は肉体的・精神的に負担となる刺激や状況として認識されている傾向がある。
感情とは
日本語的にはうれしいとか悲しいなどの心の動きを表す。
英語ではemotion(エモーション)
(e=エネルギー)+(motion=動き)=動くエネルギーとして表す。
感情の種類・成り立ち
1. 感情には深さがあり、表層から顕在意識・潜在意識・細胞意識と深くなり、表層の方が自分で動いたきっかけが認識しやすい。
2.感情には表裏の関係がある。
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ネガティブな感情 |
ポジティブな感情 |
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①反感・否定 |
①受容・理解 |
顕在意識 |
②怒り |
②意欲 |
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③恨み |
③なりたい自分に対する興味
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①敵意 |
①情熱 |
潜在意識 |
②恐れ |
②自信 |
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③悲しみ |
③認め合う(自分自身と・他者と)
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①無関心 |
①調和 |
細胞意識 |
②さみしさ |
②一体感(つながっている) |
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③絶望・失望・どうすることもできない・選べない |
③希望・望み・どうすることもできる・ 選べる |
感情を活用するとは
1.ネガティブな感情も本来は相反するポジティブな感情として使えるエネルギーである。
2.感情的な人と感情豊かな人との違いとは?
感情的な人 感情を破壊的な方向に使う |
⇔ |
感情豊かな人は 感情を創造的な方向に使う |
3.感情的⇒感情豊かに
(例)
わかってもらえなくてイライラしている(怒り) ⇔ めちゃくちゃわかってもらいたい(意欲)
彼氏から連絡が無くて切ない(さみしい)⇔ 彼氏と連絡を取りたい(一体感・つながりたい)
4.感情を活用するということは相反する感情の方向に意識と行動を変換するエネルギーとして活用すること。
感情を活用するために
1.感情はエネルギーであって自分自身ではないことを理解する(感情に振り回されない)。
2.感情を観ている自分は感情的ではないことを認める(本来の自分の認識)。
3.感情を自分で選んでいること認める(選択する力を取り戻す)。
4.感情を積極的に自分で選ぶ(出来事の受け止め方を選択する)。
具体的に体感する
1.嫌なことを思い出しどんな感じがするかを感じ取る。
2.その感情(ネガティブな感情)が表のどこに位置するかを確認する。
3.相反する感情(ポジティブな感情)の方向にするための意識と行動を選んだイメージをしたときに何を感じるか感じ取る。