丹田とは、気が集まる場所のことです。
3つの丹田があり、それぞれ上から順に<上丹田><中丹田><下丹田>と呼ばれています。
■上丹田(じょうたんでん)
上丹田は、意識により気をコントロールする中枢ですが気を蓄えるところではありません。
「神」をつかさどるといわれています。「神」とは精神、意識、知恵ともいえます。
■中丹田(ちゅうたんでん)
小腸から吸収された水穀の気と、肺から吸収された自然界の清気は、胸の中で合体し
「宗気」となります。
宗気は、心、肺の機能を促進し、体を循環するといわれています。
胸腺に相当し、免疫に関係します。
■下丹田(しもたんでん)
臍下3寸(4横指)の場所にあります。
内臓をコントロールする太陽神経叢という自律神経のネットワークに相当し、
特に小腸に相当すると考えられています。